先日、自分のクラブセッティングの質量やライ角を確認しました。
私のクラブセッティング(ヘッドスピード45m/s&平均スコア98)
練習ばかりでなく、ギアやスペックに関して勉強して知識を深め、考えることでゴルフの上達につなげたいと考えています。
今回はライ角です。

私はレッスンなどの解析ツールを使うことが出来ませんので、私自身のライ角の適正度合いは分かりません。
今回のテーマで学んだことを通じて、今後の練習やラウンドではライ角が適正か否かを検証していきたいと思いました。
ライ角とは
下記の図で示す角度のことを言います。
この角度が
・大きいと”アップライト”
・小さいと”フラット”
と言います。
ライ角が適正か、アップライトまたはフラットかというのは、その人によって違ってきます。
自分にとっての適正なライ角があります。
(自分にとって適正なライ角を判断する方法は後ほど・・・)
ライ角が合っていないとどうなる?
お使いのアイアンが適正なライ角に合っていない場合、ターゲットに対して着弾の左右ずれが生じます。
ライ角の適正は人それぞれですので、ターゲットに対する着弾位置のずれを参考にするのがおすすめです。
ライ角が適正の場合 フェース面(ティー)が真っ直ぐ飛球線方向に向きますので、ターゲットに着弾します。 | ![]() |
適正よりもアップライト傾向の場合 飛球線方向に対して左側にフェース面が向きますので、左側に打ち出したり、フック回転がかかることになります。 結果、ターゲットに対して左側に着弾します。 | ![]() |
適正よりもフラット傾向の場合 飛球線方向に対して右側にフェース面が向きますので、右側に打ち出したり、スライス回転がかかることになります。 結果、ターゲットに対して右側に着弾します。 | ![]() |
<注意>
適正なライ角であってもインパクト時のフェースの向き(クローズorオープン)、スイング軌道(アウトサイドインorインサイドアウト)の影響によって、ターゲットからずれることがあるので、複合的に考える必要があります。
自分のスイングの詳細を確認したい場合には色々なスイング解析ツールがありますので、お店やレッスンなどで確認してみるのも良いと思います。
一般的な考え方としては、
<身長> | <ライ角> |
高い | アップライトなアイアン |
低い | 一般的なライ角で問題なし |
といったことが言えると思います。
また、初心者の方もライ角を気にされた方が良いと思います。
最初はスイングが安定しないので、着弾で判断するのは難しいかもしれません。
私としては身長で選ぶのをおすすめします。
なぜ、初心者の方もライ角を気にされた方が良いのか、というと・・・
間違ったライ角のアイアンでいくら打ってもナイスショットがターゲットに向かって行かず、自分の感覚と結果の不一致が出てしまいます。ゴルフの楽しさを感じにくく、上達するスピードも遅くなっていまう可能性があるからです。
ですので、初心者の方でもライ角を気にされた方が良いと考えます。
自分に適性のライ角は?
正しいライ角とは、インパクト時にソール全体が芝についているかどうかで判断できます。
構えた時にアイアンのソール全体が地面にぴったりとついた状態が正しいライ角だといのは間違っていますので、ご注意下さい。
というのも、インパクト時にシャフトが撓り、トゥダウン(ヘッドのトゥ側が下に下がる)が起こります。
構えた状態
インパクト時「トゥダウン」によってトゥ側が下がった状態
ですので、アドレスでソール全体が地面にぴったりついていると、インパクトではヒール側が浮き、トゥ側が地面に着いてしまいます。
そうなると、トゥ側が地面と接触することで抵抗を受け、ボールにかかる力が弱くなり、かつ、インパクトでトゥ側が止まり、ヒール側が前に出て、フェースが開いてた状態でボールに当たります。その結果、スライス回転の飛ばないショットが出やすくなるのです。
トゥダウンも考慮してアイアンを構える際は、トゥを少し浮かせて構えるのが一般的です。
適正ライ角の確認
ライ角を測定してくれるゴルフショップへ行く、ライ角測定キットを使う、という方法があります。
もっと簡単に確認できないかな?と思いまして、
マジックペンでソールに線を引きました。
自分は7番アイアンで確認しました。
練習場のマットの上からボールを打って、ソールのどの部分が地面と接触し、擦れているかを確認します。
全体的に線が擦れていれば適正ライ角と言えます。
もし、
・トゥ側が擦れていたら、フラット傾向
・ヒール側が擦れていたら、アップライト傾向
私の場合は・・・
10発程打つと、トゥ側が擦れて、線が消えてきました。
さらに10発程打つと、トゥとヒールの両方が消えていました。なぜか、センターが少し残っている・・・
私の場合、ショット時に伸び上がる癖があるので、最初はトゥ側が擦れた様子です。
スイングフォーム改造中で伸び上がりを抑えられたり、伸び上がってしまったりしてソールの地面への接地状況もばらついたのだと思われます。
まだまだフォームを安定していない証拠ですので、もっと練習が必要ですね!
ライ角が調整できるアイアン
アイアンの場合、購入後にも(ゴルフショップ等で)ライ角を調整できるものがあります。
それは鍛造アイアンです。
特に、初心者の方にはライ角調整が可能な鍛造アイアンがおすすめです。
初心者の方は上達していく中でスイングフォームが変わることが予想されます。
スイングフォームが安定したタイミングで適正なライ角を確認し、調整するのが良いと考えます。
商品のライ角比較
同じメーカーのモデルであれば、どのモデルもライ角設計が同じ、というわけではありません。
モデル毎にライ角設計が異なるので、注意が必要です。
一例ですが、テーラーメイドのアイアンモデルの”クラブ長さ‐ライ角”を比較してみました。
●SIM2 MAX ●P770 ●P790
SIM2 MAX | P770 | P790 |
![]() | ![]() | ![]() |
アップライト傾向 >>>>>>> フラット傾向 |
ライ角が異なることを把握した上で、試打等で打ち出し方向や球筋を確認し、購入を検討するのがおすすめです。
最後までお付き合いいただき、有難うございました!
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