ゴルフレッスンに通いたいと思っている方が最初に悩まれる点が、レッスンの選択です。
インドアレッスンと屋外練習場(打ちっぱなし)のメリットとデメリットを紹介します。
本記事では初心者の方に参考にしてもらえるように、インドアレッスンと屋外練習場のメリット・デメリットを解説します。
また、スイングフォームを作るにはインドアレッスンがおすすめです。その理由も解説します。
以下のような方に参考になれば幸いです。
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レッスン選びの前に考えること
ゴルフレッスン選びで最初に抑えておくべき点があります。
- 予算
- レッスンの頻度
- 通いやすさ
- 個人レッスン or グループレッスン
予算
まずは予算です。ゴルフレッスンで必要な費用は
- 入会金
- 毎月のレッスン料
です。
入会金は無料のところもあります。
毎月のレッスン料の幅は、5,000円〜30,000円と差があり、以下のような傾向があります。
- 屋外練習はレッスン料が安い
- インドアレッスンはレッスン料が高い
有名なコーチに教えてもらう場合や都心にレッスンに通う場合はレッスン料が高くなります。
おおよその相場としては1万円前後。ご自身がゴルフレッスンに毎月支払えるご予算を決めておきましょう。
レッスンの頻度
頻度はレッスンによって様々です。
- 週1回
- レッスン受け放題
- 不定期
初心者の方がゴルフを上達するためには継続的な練習が必要になります。毎週1回のレッスンまたはレッスン受け放題をおすすめします。
不定期の例としては、プライベートレッスンというのもあります。ゴルフコンペの前に集中的に練習したい方や忙しくて定期的にレッスンを受けることが困難な方におすすめです。
通いやすさ
良いコーチやお気に入りの施設が見つかったとしても通いにくくては継続的にレッスンに通うことが困難です。
ゴルフの上達には継続的な練習が必要ですので、会社の帰り道に寄れるぐらいの場所にあったり、自宅から通える近さの場所の方がおすすめです。
個人レッスン or グループレッスン
個人レッスンはマンツーマンで細かく指導して欲しいという方におすすめです。
技術指導だけでなく、ゴルフクラブの相談やラウンド中のマネジメントの相談などグループレッスンではできない様々な相談をすることができます。
グループレッスンは4名〜10名の生徒に対しコーチ1名という形でレッスンが行われます。
コーチが順番に回ってきて指導してくれます。なので、個人レッスンよりも指導時間は短くなってしまいます。
その一方で同じグループの方々と交流がもてますので、新しいゴルフ仲間を作りたいという方におすすめです。
インドアレッスンとは【レッスンに特化した施設】
インドアレッスンは屋内施設のレッスン専用スタジオです。屋外練習場の様に目立つ建物ではなく、雑居ビルの一室を間借りして運営されていることが多いです。
インドアレッスンのメリット
レッスンの時間が選びやすい
レッスン専用施設ですので、営業時間=レッスン時間ということになります。屋外練習場(打ちっ放し)ではレッスン以外のお客さんもいるので、レッスンの時間帯が限られています。定期的な休みを調整することが難しい方や、思い立った時にレッスンを受けたいという方は、レッスンを受講できる時間が多いインドアレッスンがおすすめです。
天候に左右されない
インドアレッスンの一番のメリットです。天候に左右されず、空調設備も整っているため夏は涼しく、冬はあったかく快適にレッスンを受講することができます。
最新シミュレーション機器が導入されているスタジオも
インドアレッスンでは狭い空間で行うため、数メートル先にネットがあり、打球の方向が分かりません。そのため、打球の方向や飛び方がわかる様なシミュレーション機器を導入しています。
(中には最新シミュレーション機器を導入している施設もあります。)
プロゴルフ中継でも良く使われているトラックマンのように打球の飛距離、初速、スピン量などを計測することが可能です。
また、シミュレーション機器以外にも正面や後方からスイング動画を撮影しクラブの上がる角度やインパクト時のフェースの向きなどを分析できる施設もあります。
屋外練習場で機器が揃っていることはほとんどなくコーチの感覚で教えてもらうことが少なくありません。
コーチの感覚で教えてもらうよりも定量的に計測したデータを用いて、分析・指導してもらうことができるので説得力のあるレッスンを受けることができます。データを分析しながらレッスンを受けたい、という方にはおすすめです。
インドアレッスンのデメリット
打球が追えない
打球の飛び方がわかるシミュレーションを完備していないと自分が打った打球の飛び方が分からない場合もあります。
打席のすぐ向こうはネットや壁になっているので、自分が打った打球が実際にどのような方向や高さで飛んでいるのかがわかりません。
そのような場合、自分の感覚でナイスショットしたという時でも本当にナイスショットしたのか分かりません。つまり、答え合わせができません。
ナイスショットしたという快感が得られないので、ゴルフの楽しみが少し減ってしまいます。
アライメントの感覚を養うことができない
ゴルフではターゲットに向かって打つ、さらにはターゲットに対して正しい向きで構える、というのは非常に大切なスキルになります。
野外のゴルフ練習場では実際のラウンドを想定して、(100や150ydの看板などの)ターゲットを決めて、ショットの方向性を確認する練習を行うことができます。しかし、インドアレッスンでは打席のすぐ向こうはネットになりますので、マットに合わせて真っすぐ構えて、真っすぐ打つことしかできません。ターゲットに対して正しい向き(アライメント)で構えて打つ、というチェックが残念ながらできません。
アプローチやバンカーの練習ができない
インドア施設のほとんどが打席のみになります。
屋外練習場(打ちっぱなし)だと併設のアプローチ練習場やバンカー練習場でアプローチショットやバンカーショットの指導をしてくれる場合がありますが、インドア施設では通常のショットのみの指導が大半になってしまいます。
地方に店舗が少ない
インドアレッスンは商圏範囲にたくさんお客さんがいる場所に出店します。そのため、インドア施設は主要都市に集中しており、地方には数が少ないのが現状です。
屋外練習場とは【個人練習がメインの施設】レッスンの時間帯は少ない
ゴルフの練習と言えば、屋外練習場(打ちっぱなし)を思い浮かべる方の方が圧倒的に多いかもしれません。基本的には”練習場”なのでレッスン以外の個人練習場の方が多く利用します。たくさんある打席の一部をレッスン打席として利用してレッスンを受けます。
屋外練習場のメリット
打球の方向や距離を確認できる
屋外練習場(打ちっぱなし)の多くは100ヤード以上あります(稀に狭い練習場もありますが・・・)。
自分が打った打球がどんな風に飛んでいくのか、指導を受けた前後で打球の飛び方が変わったかが確認することもできます。
屋外で球筋を追えた方が技術の向上が分かりやすく、ゴルフの楽しさも感じることができます。自分の目で上達を確認しながら練習したい方におすすめです。
ただし、ゴルフを初めたばかりの方は自分の打球が見たくなりがちです。打球を見てしまうことでスイングを崩してしまう大きな要因になり得ます。
ラウンド時に環境への対応が早い
ゴルフは自然の中で行うスポーツです。
実際にコースに出た時は気温、風、日差しの影響を受けながらプレーします。
屋外練習場では気温の変化や風がある中でプレーをします。実際のラウンドの環境に近い屋外環境で練習していた方が、適応し易くなります。
バンカーショット、アプローチの練習ができる
インドアレッスンの反対で、屋外練習場によってはアプローチ練習場、バンカー練習場、パターグリーン、ショートコースなどを完備している練習場もあります。
この様な施設が併設している場合は、レッスンでも使用することがあり、実践に近い指導をしてもらえることも可能です。ラウンドを想定した実践的な練習ができます。
屋外練習場(打ちっぱなし)のデメリット
レッスンの時間帯が限定されている
野外練習場の主は個人練習になりますので、営業時間中に常時レッスンが行われているわけではありません。
レッスンの曜日や時間帯が決められていますので、先々のスケジュールが読めない方や急に時間ができたから、レッスンでも受けようという方は不便に感じるかもしれません。
天候や季節に左右される
屋外打席のため雨が当然降り込んでくることがあります。
夏は暑いので汗をかきながら、冬は寒さに震えながら指導を受ける形になります。
インドアレッスンのような快適な環境とは異なります。
レッスン代以外にボール代がかかる場合がある
インドアレッスンの場合はレッスン料金の中にボール代なども全て含まれています。しかし、屋外練習場で受けるレッスンの場合にはレッスンに使用するボール代や打席料がかかる場合があるので、事前に確認が必要です。
おすすめはどっち?初心者にはインドアレッスンがおすすめ。
インドアレッスンはスイングフォーム作りに向いている。
インドアレッスンのメリットである
- 自然環境の影響を受けない
- 打球を気にせず練習できる
ことが安定したスイングフォーム作りの近道になるからです。
長いゴルフクラブで直径 約4cmのボールを打つのは難しく、スイングフォーム作りは初心者の方の大きな壁となります。
安定したスイングフォームを確立できるとスコアアップへの近道となり、ゴルフの楽しさを早く感じられるようになることが期待できます。
自然環境の影響を受けない
屋外の場合、夏は暑く、冬は寒い、という気温下で行うこととなります。
気温が寒いと体の可動域が狭くなってしまいます。可動域が狭くなると大きなスイングできず、手打ち傾向になってしまうこともあります。その結果、変な癖がついてしまうことも少なくありません。
インドアレッスンでは一年通して室温管理がされているので、気温によってスイングフォームに変な癖がついてしまうこと、スイングフォームを崩すことを防ぐことが可能です。
打球を気にせず練習できる
ゴルフを初めたばかりの方は自分の打球を追ってしまう傾向があります。この”打球を追う”という行為はスイングを崩してしまう大きな要因になります。
打球を目だけで追えれば良いのですが、多くの方が頭や体が打球方向に向いてしまいます。打球を気にするあまり打つ前に頭が上がってしまう、というミスが多いです。頭が上がることで体全体も伸び上がり、ボールの上っ面を打ってしまう”トップ”を打つ傾向があります。
屋外練習場でレッスンを重ねていくうちに、頭が上がり、体が伸び上がってしまうスイングフォームに変な癖がついてしまう可能性があります。
初期で変な癖がついてしまうと、それを直すのに非常に時間がかかります。また、変な癖でプレーしているとミスショットが多くなり、ゴルフの楽しさを体感できなくなってしまいます。
インドアレッスンでは打席から前方に広い空間があるわけではないので、打球方向を気にせずに練習に打ち込めます。それにより、綺麗なスイングフォームを作ることが期待できます。
スイング動画を撮影できるインドアレッスンがフォーム作りへの近道。
レッスンに通っているのは、自分のスイングフォームを問題点を把握して、改善することで打球の方向性や飛距離をアップさせるためです。
個人の練習では自分のスイングフォームの問題点を把握すること、分析することが非常に難しいです。ツアープロでもコーチをつけるのが当たり前なので、その難しさが分かると思います。
第三者にフォームをチェックしてもらうのが技術向上やスコアアップの近道です。
屋外練習場の場合、スイングの動画撮影はなく、コーチが目視でスイングをチェックし、今までの経験を元に指導するケースがほとんどです。スイングの速い動きの中で目視でチェックするのは限界があり、信頼性に欠ける部分があります。
その一方で、動画撮影できる設備があるインドアの場合、自分のスイングフォームをスローモーションや静止画で確認することができるので、目視でのチェックよりも信頼性が高いです。また、自分でもスイングフォームを客観的に見ることができ、指導を受ける前後の変化を確認しながらレッスンを受けることができるので理解しやすいという利点があります。
スイング動画を撮影できるインドアレッスンを選ぶことで、早く上達することが期待できます。
【意外と重要】コーチ選び。資格保有者か要チェック。
コーチが資格保有者でない場合があるので注意が必要です。
ゴルフレッスンのコーチは『ティーチングプロ』と呼ばれ、日本ゴルフ協会から認定を受けています。しかし、最近ではティーチングプロの資格を保有していないコーチが指導しているケースもあります。
資格の有無で指導能力に差が必ずあるとは言えませんが、実演を交えながら指導してもらいたい場合は資格を保有しているコーチのレッスンに通った方が無難です。生徒のスイングの癖をコーチ自身が見極めて指導していかなければならず、経験豊富な資格保有者の方がおすすめです。
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